いいかもしれないな

0才~20才までの子育て中にありがちな『日常あるある』を様々な目線でお話しします。ちょっとしたヒントになればいいかもしれないな❤️

逃げて❗️

先日、人づてに私の連絡先を探り当てて、電話をかけてきた、幼稚園時代の教え子の女の子

 

…っていっても、もう立派な女性ですけどね

 

結婚の報告💐でした

 

実はこの親子は『訳あり』で…

 

とっても苦労した親子です

 

当時(25年くらい前)、DVなんて言葉は存在していなくて、家庭内のこと・夫婦のことは、他人が首を突っ込むことがNGだった時代です

 

遅刻は毎日のこと

 

顔や腕や足…体のあちこちにアザを作って、お子さんを園に連れてきていたお母さん

 

顔が腫れていたこともありました

 

誰がどう見てもDV

(でも、誰も何も言わない…言えない…)

 

お子さんは、入園からほどなく、どんどん口数が減って、一言もしゃべらなくなりました

 

黒一色で描かれ、真っ黒に塗りつぶされた、母の日のお母さんの顔

 

彼女の定位置は、保育室のすみっこ

いつもビクビクして、体を硬く小さくして、一言もしゃべらず、部屋の片隅でじーっとしていました

 

お母さんは、ご主人から受ける暴力のはけ口として、彼女に当たっていたようです

 

彼女は、お父さんの暴力をいつも目にして、お母さんのはけ口にされ、辛い辛い毎日を、ただただ過ごしていたんですよ…

 

20代前半の私にできることなんて、たかが知れています…

 

でも『お子さんの為に』という切り口ならば、担任としてお母さんにお話ができます

 

園での様子をお伝えし、お家での様子をお話ししてもらって、何とか糸口を見つけようとしましたよ

 

初めは『親子ゲンカをしょっちゅうするから』と、理由をつけて口を濁していましたが…

 

年令が近かったこともあって、次第に、年下の私相手に、ポロリポロリとこぼしてくれるようになって…

 

金銭的に、彼女を含めて3人の子どもを抱えて、家を出ることは難しい…

 

どこへ行っても、旦那は連れ戻しに来る…

 

地方の実家へは『世間体が悪い』から帰れない…

 

一度逃げたことがあるが、連れ戻された後の仕打ちが凄かったから…

もう、怖くてできない…

 

完全に、精神的に参っちゃっていましたね…

 

『離婚したらいい』『警察に行ったらいい』『お母さんが強くなくちゃ』

 

そんなこと、言えたもんじゃない

 

それでも、お話の回数を重ね、打ち解けてきた頃に、私は言いました

 

『逃げて❗️』って

 

『駆け込み寺ではないけれど、手助けしてかくまってくれるところがあるよ❗️』って

 

ネットでサクサク検索できない時代に、よく情報をかき集めたもんだ❗️

 

よくやった❗️若い自分❗️

 

いただいた先日のお電話で、お母さんともお話ができました

 

2年かかりましたが、彼女が卒園し、小学校へ入学する直前、お母さんは一歩踏み出したそうです

 

ご主人のいない間に、最低限の物だけを持って、お子さん3人と共に家を出たそうです

 

向かった先は、私がお母さんに教えた場所

 

その場所でしばらくお世話になり、時間はかかったけれど、離婚もできて、仕事も始めて、3人の子ども達も学校・保育園に通えて、何とか生活が立て直せたと

 

今では、自分で介護施設を運営しているとのことでした

 

突然音信不通になって、30年弱

 

ずっと気になっていて、似たようなニュースが流れる度に思い出していた親子

 

電話口で、嬉し泣きした私です

 

頑張ったね

 

幸せになれて良かった❤️

 

そして、これからもお幸せに❤️

 

そう言葉で直接伝えられて、本当に良かった

 

あの時、若くて世間知らずだった私だけれども、もし今、同じような方が目の前にいたら、ちょっとは進化した私は、やっぱりあの時と同じことをします

 

それも、力強く言います

 

『逃げて❗️』って

 

自分1人で抱えて背負って、がんじがらめにならなくていいのよ❗️

 

見知らぬ人にでもいいから、助けてって言いなさい❗️

 

お世話になりなさい❗️

 

あなたの居場所は、そこじゃない❗️

 

…ってね

 

無責任なことを…

あなたがお世話するわけじゃないでしょ…

 

…って批判する人もいるかもしれないけれど、それでも言います

 

だって、このままじゃ不幸じゃないですか

 

逃げた方が、今よりはマシじゃないですか

 

DVに限りません

 

逃げることは、悪いことじゃないですよ

 

『逃げて❗️』

 

いいかもしれないな❤️

 

また次回